モデラを使ったフィギュア製作

【はじめに】
 こんばんわ〜。現在8月13日の0:20分頃。
 いやぁ・・明後日に頒布日控えて時間無いっす。

 3DCGでキャラクタもの作ってる人なら、考えたことはあると思う。
 「自分で作った3DCGのデータでフィギュアが作れたら・・・」
 やってみました。

 基本的に私のCG、ヴァーチャルフィギュア作って、それにシェーダかけてるような作り方やってるもので、フィギュア化はしやすいかなぁ・・と。

自分でやらなくっても、↓のへんならやってもらえそうだけど・・
http://www.forme-jp.net/top.html
http://www3.ocn.ne.jp/~nakatec/

 でも、好きに造形したかったし、やっぱりノウハウ蓄積してなんぼのもんだと思う
ので、MODELA(MDX-15)購入・・・・・・・・

 え〜かく言う私、フィギュア作成については2回組み立てキット作ったくらい。
 フルスクラッチっていうかスクラッチ自体はじめてっす。
 こういう人間がやって、こんな感じっていうところでみてもらえればと思います。 さて、MODELAつかってフィギュア作ってますので、レポートしてみます。

【対象者】
 あんまり基本的なところわかんないので、解説っぽいところは省略っす(汗)
 ネットで調べるとかローランドDGのHomepageみてもらったほうがいいかも〜
 あと、一般的なフィギュア作成テクニックについても省略っていうか教えてほしいくらいっす。

 ってことで、実際やってみたところで、MODELAに関係するところをまとめてみたつもり。

1.MODELAの概要

うちのモデラ。
結構音大きいので、防音BOXに入れて発泡材で囲んでます。
PCのプリンタポートと接続されてますが、シリアルで通信してます。
MODELAにはプリンタとしてデータ出力します。
箱の中。
本体。
要は小型のフライス盤っす。

にしても汚いっすね(汗)
エンドミルとか工具とか散乱してます。
切削原理。
下の水色っぽいのが材料で灰色の円筒がエンドミル
っていう工具ドリルの先端平べったくしたみたいなの。
これを上下左右に動かしながら材料削って行くわけ。
上からDCモータ、スピンドル、エンドミル。

青い円筒の中にDCモータが入ってます。
下の四角い金属の塊がスピンドル。
で、先端のドリルみたいなのがエンドミル。

@エンドミル


エンドミル。
左から、6mm、3mm、1mm。
絵で描くとこんな感じ。
スピンドルによって使えるエンドミルのシャンク径が決まってきます。
MODELAは標準でφ6のスピンドルが付いてきます。
オプションで細い径のものがあります。
細い径のものほど外径の細いエンドミルが使用できます。.
切削していく工程で使うエンドミルの径をかえて行きます。

  面取り→6mm
  荒削り→3mm
  仕上げ1→3mm
  仕上げ2→1mm

 ・・とか。径が小さくなっていくほど切削時間かかるわけで・・
 かかる時間と仕上がり具合と考えて調整っすね。

A切削できないところ。

上から見たところ。
 エンドミルの径より細いところには入りません。
 シャンク径6mmの場合、せいぜい1mmまで。
 これより小さいところはスピンドルを交換して、もっと細いエンドミル使うことになります。

 ・・ただ、細いとエンドミルのブレとか心配しないといけないみたい。
横から見たところ。
  アンダーカットとか言われてる部分。
  こういうところは裏から切削っす。

  それでも出来ない場合は左右両面とか、回転軸に取り付けて・・って方法があるみたい。
これも横から見たところ。
  エンドミルの径より細いところには入りません。
見落としそうなのがこれ。
  エンドミルが途中で引っかかって先端が底に着かないとき。
  モデラ、停止します。

2.パーツ分け

今回、このオブジェクトを削りだしてみます。

アニメ「おねがいツインズ」から
宮藤深衣奈さんです。
※見えなかったらごめんなさい。

ポージングについては不問でお願いします。
 A.阿波踊りやってる
 B.道頓堀のあの看板
さて、どちらに見えるでしょう?(笑)

・・って、これ上半身はDVDに入ってた冊子で見たポーズそのまんま。
樺恋いないから、なんか変なんだよね。
分割1段目。
オブジェクトは重なってても、
形状が開いていても(つまり
ポリゴン一枚の厚さの無い
平面であっても)切削できま
す。

このへんだけは安価な光学
造形装置よりも融通利くところ。
今回表、裏の両面切削なので
それにあわせた分割です。

ただ、頭部はめんどくさかった
ってのもあって、一個ごろっと
切削して、あとは削り出しました。
ワイヤーフレームにするとこんな感じ。

LWのモデラーのオプションの生成オプションで、

ポリゴン→三角形
曲面の分割率→標準

でフリーズします。

って、もともとどのくらいで作ってるかわかんないと思うので、このCD-Rに入ってるデータ参考にしてください。
右足と両手はもう一階分割し
ました。

こういうふうにすると複数オブジェクトを一回で削りだせます。

ただ配置考えないとねぇ・・
このあと、キャストの流し込みでうまく行かずひどい目に会いました。

@工程1

(1)面取り
  これ、これから削ろうとする範囲のオブジェクトの一番高いところまで削ります。
  細かいところは省略〜 
  ちょっとみにくいけど、青色の線がエンドミルの動くラインっす。
  こう、X方向を往復しながら削っていくようになってます。

(2)荒削り
  オブジェクトの掘り出しにかかります。
  一度に掘り出せる深さが、材料によって決まってるので、何回も何回も往復しながら掘り出して生きます。

ヴァーチャルモデラっていうシミュレーションツールがついてて、ちょっとシミュレーション。
大体こんな感じ。
(3)仕上げ
  輪郭に沿ってエンドミルが動いていきます。
  ここでは3mmのエンドミル使ってます。

  輪郭に沿ってエンドミルが動いていきます。
  ここでは3mmのエンドミル使ってます。

で、こんな感じに。なんかディテール出てないなぁ・・・
ってことで、もうちょっと細かいのでディテールアップで次へ
(4)仕上げ2
1mmのエンドミル使ってみます。
全部やると時間かかるので、上半分だけにしてみました。

結構きれいになりました。

削ってみた。
まぁ、だいたい期待通り。

A工程2

削りあがったフォームにワセリンを塗って、シリコンを流し込みます。
ちょっと、オブジェクト違うけど・・足ですね。
表面から削ったものと、裏面から削ったものと。
シリコンゴムで型をとりました。
2つあわせて、キャスト流し込みます。
足だけの画像が無いので(ごめんなさい)
・・・ここらへんで、キャストの使い方で苦労してる訳なんですが、それはMODELA使ったフィギュアつくりに関係ないところなので省略〜・・・

なんたらかんたらやって、左のようになります。

大きさ比較で右側に27cmドール素体置いてます。

4.切削例

一番上の写真が
 荒削り3mm
 仕上げ3mm
 仕上げもう一回1mm

真ん中の写真が
 荒削り3mm
 仕上げ3mm

石膏を切削したもの。
曲面に大きな段々と細い筋が付いてるのが分かると思うけど、大きい方は曲面をポリゴンで表現してるので、細分化する際のパラメータによるもの。
細かく細分化すれば細かくなるとは思う。
(・・・けど、ファイルは巨大に・・・)

細い筋のほうはエンドミルの切削跡。
このくらいのピッチで動いてますってこと。
一番下の写真拡大したものだけど、横方向に筋ついてるの見えると思います。
これは、切削ソフトとエンドミルをスクエアからボールに交換ることで無くなるかもです。試したこと無いので悪しからず。

3.材料

石膏
  削るとこんな感じになります。
  結構細かいところまで出てくれるんだけど、切削粉が思いっきり出てくれるのと、その粉が隅っこでまた固まったりして、結構ゴミが出ます。
  あと、もろい。すぐ折れる。

  ・・・でも材料としては安いっす。
フォーム
  多分スタイロフォームだと思うんだけど。
  発泡材なので、切削屑少ないです。
  機械に仕掛けたらツール交換までそのまんま。

  これも材料としては安価で
  150x100x40mmくらいで¥80くらい。

  発泡材っていうことで、そんなに細かいところまで出ないかなぁって思ってたんだけど、十分使えるっす。

6.画像


まだ製作途中ですが・・
色塗る前の方が分かり
やすいかな?

とりあえずこんな感じ。

7.あとがき

 とりあえず作ってみたわけですが・・・
 ど素人で、よくここまで作れるなぁと。

 今回、フォーム切削→シリコン型→キャストに変換
 って方法でやってみたんだけど、型取るのにシリコン2缶(2kg)も使って、なおかつキャストの取り扱い悪くって気泡と空洞(笑)に思いっきり手こずることになりまして・・・
次は手間かかるかもしれないけど、キャスト固めて両面切削してみようと思います。

 上手く行ってもいかなくても、次回レポートっすね。

 ご意見等ありましたら、下記まで〜

 e-mail:dao@dao.sakura.ne.jp
 Homepage:http://www.desktop-angel.org/index.html


8.注意事項

 データ添付してますが、参考にのみ使用可能です。
 このデータをもとにMODELAで切削しないでください。


9.後日談

下手ながら塗装してみた。
比較すると・・って、ちょっと首が長かったり変な方向向いてたり・・
これは、首はあとでエポパテで作ったから。